「右派(右翼)と左派(左翼)の違い」 part1 中学校のある出来事からその違いが分かる??
今回は、
「右派(右翼)と左派(左翼)の違い」part1
ということで、何度調べてもよくわからない、その違いについて、中学校でのエピソードを使いながら、分かりやすく説明したいと思います!
part2には、その意味の覚え方も書いてあるので、合わせて読んでみてください!!
- 1.なんで上級生だけが、休み時間に校庭を使えるの??下級生は左派で、上級生は右派??
- 2.右寄りの左、左寄りの右、右の政策を持った左、左っぽいけど右、、、
- 3.右派と左派の覚え方。「箸理論」って?? part2へ。
1.なんで上級生だけが、休み時間に校庭を使えるの??下級生は左派で、上級生は右派??
みなさんの通ってた、通ってる学校の中で、上級生になったら休み時間に校庭で遊べるっていうルールがあった人はいますか?
もしくは、校庭じゃなくても、パソコン室、屋上を使えるとかボールを使えるとかでも構いません!
多くの学校には、こういった上級生を優遇するルールが伝統的にありますよね。
では、このルールをたとえ話として、右と左という概念について説明したいと思います!
A中学校では、休み時間には中学3年生しか校庭を使えない、という学校の伝統的なルールがありました。
中学1年生が入ってから、1ヶ月、そのルールをめぐって学校内で議論が起こりました、、、
中学1年生(左派)「先生!!中学3年生しか、休み時間に校庭を使えないなんて不公平です!ルールを変えて(変革して)、僕たちにも使わせてください!」
先生「いや、でもこのルールは学校の伝統でな、、、」
中学1年生(左派)「伝統なんて関係ないです!僕たちもこの学校の生徒なんだから、校庭を使う権利があるはずです。みんな自由に使えるようにして、平等にするべきです。」
中学3年生(右派)「いや学校全体のこと考えろよ!学校全員で一斉に校庭を使ったら、狭いだろう!そんなところで、遊んだらケガするかもしれないし。しかも、これは学校の伝統的なルールなんだから、従うべきだ。変えるってなったら、みんなを巻き込んで、せっかく安定してるのに、混乱するだろ!」
青字にした部分が重要な部分です。そこだけ抜き出すと、
中学3年生(右派):
全体、伝統、安定
中学1年生(左派):
公平(現状の不公平を訴えてるから)、変革(変える)、権利、自由、平等
つまり、一般的な話に置き換えると、
右は、
今までの伝統や体制を守っていこうという考え方。不平等を受け入れる。
左は、
現状の制度に不満を持っていて、それを変革することで、自由、平等、個人の権利の獲得といったことを達成しようという考え方。
ということです。
再び、たとえ話に当てはめると、
「中学3年生(右派)は、学校の伝統を守って、今の安定している状態を守ろうとしているのに対して、中学1年生(左派)は、現状の不平等な制度に不満を持ったから、自由で平等な制度への変革を訴えている。」
こんな状況になりますね。
たとえ話には出てこないお金の話を考えると、
右は、
お金持ちが持っているお金とか資産はそのままにする(今の現状を変えたくない)。
左は、
みんな平等な社会を目指しているから、お金をたくさん稼いでいる人は、そのお金を貧しい人にあげるべき。
という考えになります。
2.右寄りの左、左寄りの右、右の政策を持った左、左っぽいけど右、、、
頭が混乱してきましたね(笑)
実は、意味を覚えたとしても、右と左という考えは、非常に理解しにくいです。
そこで、右と左という考えを理解するときに大きな問題になるものとして、
・相対的
・その定義が人によって違う
・定義に完全にあてはまることはなかなかない
の3つについて見ていきたいと思います。
相対的
まずは、相対的ということについて考えてみましょう。
ここにAさん、Bさん、Cさんがいます。
図がそれぞれの考えの立場を表しているとして、この図をパッと見ると、
Aさんが左派
Cさんが右派
Bさんは、右派と左派の両方の考え方を持った中道派(右派と左派の間)
ですね。
じゃあ次はこれはどうでしょう?
これだけ見ると、
Aさんは左派
Bさんは右派
ですね。
あれ、さっき中道派だったBさんが右派になっちゃいましたね。
Bさんは右派の考え方も持っているので、見方によっては(このように2人しか見なかった場合)、右派とも言えるわけです。
これがとても大事です。
つまり、
どこに視点を置くかによって、右か左かが決まるんです。
もちろん極端に右な人と、かなり右な人を比べても、かなり右な人が突然左の人になるわけではないですよ!
でも極端に右な人よりは左とは言えるかもれません(笑)
定義が人によって違う
相対的ということは定義が人によって違うということにもつながっていて、
ニュースを書いている人やネットで書き込みをしている人は、右と左という言葉を、それぞれの文章の文脈の中で使っていること多いので、
その文章を書いている人が、「どこに」視点を置いて、「誰のこと」を「右」、「左」と言っているか
ということを常に考えないといけません。
定義に完全に当てはまることがなかなかない
そして、3つめの定義に完全に当てはまることがなかなかないということについて。その説明のために、さっき僕が書いたそれぞれの特徴をもう一回書きます。
右は、
今までの伝統や体制を守っていこうという考え方。不平等を受け入れる。
左は、
現状の制度に不満を持っていて、それを変革することで、自由、平等、個人の権利の獲得といったことを達成しようという考え方。
一般的に、自民党は右派、民進党や共産党は左派と、言われています。
しかし、TPP*に対して、自民党は賛成、民進党と共産党は反対です。
※TPP:今までの貿易のルールを変えて、もっと自由に貿易できるようにしようというもの。
つまり、今までの制度を変えるんだから、左寄りの考え方かなって思うTPPに対して、
右派の自民党は、賛成
という、一見矛盾してそうなことが起こっているわけです。
なので、
「この人は右派って言われてるから、右寄りの政策しかしない!」といった考え方は避けましょう。
1つ1つの政策をよく見ることが大切です。
3.右派と左派の覚え方。「箸理論」って?? part2へ。
右と左の特徴、また右と左という考え方の難しい点が分かったところで、part2では、
について、書きたいと思います。
part2を読めば、右と左という言葉にいつも混乱しているあなたの悩みが解決するでしょう!!
※「右派、右翼」、「左派、左翼」の意味は違うともされていますが、基本的な方向性としては、変わらないので、この記事では同じ意味として使っています。
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