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「緊迫する北朝鮮情勢」 part1 それぞれの国の思惑を整理して、頭をすっきりさせよう!(全体像、北朝鮮、韓国)

今回は、

「緊迫する北朝鮮情勢」part1という事で、

北朝鮮に関わる国々の思惑」について見ていきたいと思います。

 

この記事では、今までの報道を踏まえて、「そもそも各国は何を考えているの?」という基本的な点をまとめることで、北朝鮮に関するニュースを理解しやすくできればと思います。

 

part1では、北朝鮮情勢の全体像と北朝鮮、韓国の思惑について見て、

part2では、中国、ロシア、アメリカ、日本の思惑について見ていきます。

 

 

1.北朝鮮を囲む国々の関係。全体図。

ここでは、北朝鮮に関わる国として、

北朝鮮、韓国、中国、ロシア、アメリカ、日本

の6か国をあげます。

 

なお、北朝鮮情勢は、さすがに日常生活には置き換えられないので、たとえ話はお休みです(泣)

でも、当事者の国は私たちになじみの深い国なので、イメージはしやすいと思います!

 

まずは、北朝鮮に対して、各国がどんなことを思っているかという全体図を見てから、それぞれの関係をさらに深く見ていこうと思います。

 

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大きな対立構造としては

 

日本・アメリカ・韓国

 

v.s.

 

北朝鮮・(中国)

 

です。

 

しかし、中国と北朝鮮の関係は、かなり悪化しており、

 

逆に、

 

中国が北朝鮮に対してどれだけプレッシャーをかけるか

 

ということが、北朝鮮問題解決の鍵と言われています。

 

では、次に、各国の関係、思惑を詳しく見ていきましょう。

 

2.まだ戦争している!?韓国と北朝鮮の関係。

まず、一番重要なこの2か国の関係。

 

1950年の朝鮮戦争以来、休戦状態を続けてきました。

休戦という事は、実はまだ戦争は終わってないということです。

 

それぞれの思惑を考えると、 

朝鮮戦争の時は、韓国も北朝鮮朝鮮半島の統一が目的だったでしょう。

 

しかし、現在はというと、

 

北朝鮮は、

 

今の体制を維持した状態で、朝鮮戦争の平和条約*を締結する。

 

韓国は、

 

朝鮮半島の統一が理想。しかし、急進的な方法は、多くの犠牲や負担が生まれるから、避けたい。

 

ということだと考えます。

 

※平和条約が締結されると、朝鮮戦争は完全に終わったことになり、北朝鮮はもうアメリカに攻められたり、政治体制に介入されたりする心配をしなくてよくなります

 

韓国が世界の大国になる??

もし韓国主導で、朝鮮半島の統一が実現すれば、国の規模は一気に大きくなり、世界の大国へと成長していく可能性があります。

しかし、今の状態で統一が実現したら、北の現在の経済状態を何とかしなければならず、むしろ経済危機になる可能性が高いですが、、、

だからこそ、韓国は、北朝鮮の体制を変えてから、統一を実現したいと思っています。

 

そもそも、なぜ北朝鮮は核開発をするの??

そもそも北朝鮮はなぜ核開発をするのでしょうか?

ただ核を持ってみたいから?そんな子供みたいな理由ではないと思います(笑)

その理由は、先ほど述べた、

 

今の体制を維持した状態で、朝鮮戦争の平和条約を締結する

 

ということに関連します。

 

少し歴史的な話になりますが、

冷戦体制が崩れる前、ソ連はアメリカと関係を改善する方針をとりました。

それに対して、ソ連と今まで協力してきた中国が大反発。

そして、ソ連と中国が対立しました。

 

さて、ここで中国とソ連に頼っていた北朝鮮はどうしたと思いますか?

 

最終的に、北朝鮮は、ソ連と中国、どちらにもつかずに、自分の力で自分の国を守っていく決意をしました。

 

しかし、中国とソ連なしの北朝鮮は、韓国とそれを支援するアメリカにやられてしまって、今の体制は崩壊し、統一されてまう可能性がありました。

 

だから、

 

アメリカに対抗するため

 

核の開発、そしてそれを飛ばすためのミサイルの開発を始めたと言われています。(「核の抑止力」という考え方です。これについては、また書きたいと思います。)

 

そして、核の抑止力によって、アメリカと対等に交渉できる力を手に入れてから、今の体制を維持したままの平和条約の締結を行いたいと思っているわけです。

 

3.北朝鮮問題解決の鍵を握る中国について!! 

part1では、北朝鮮情勢の全体像と、一番の当事者である北朝鮮と韓国の関係について見てました。

次回、part2では、キーパーソンである中国と、ロシア、アメリカ、そして私たち日本の思惑について見たいと思います。

是非そこまで読んで、北朝鮮情勢に関して、頭を整理してください!!

politik.hatenablog.com

 

※この記事での意見は、様々なニュースをもとにした私の意見です。

参照:

www.recordchina.co.jp

www3.nhk.or.jp

ironna.jp

benedict.co.jp

今週のひとこと | 国際公共政策研究センター

 

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